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2024.03.18.

世界料理サミット 海外シェフのハーブ活用例

写真を整理していましたら、もう随分前になりますが、
2009年に東京・有楽町で行われた世界料理サミットのイベント写真を発見しました。

当時、参加費は8万円位であったと記憶しています。
試食がある訳では無く、ステージ上のデモンストレーションを
観るだけにしては高いなと思いましたが、
世界的に有名なシェフが一堂に会する、貴重な機会だったこともあり、
ワクワクして参加しました。

全体を通して同時通訳はありましたが、調理しながらの解説でしたので
展開と翻訳の時差に内容理解が追いつかなかったことや、
ステージ上でのデモンストレーションでは、調理できることもある程度限られてしまう為、
イベントとしては難しいなと感じた記憶はあります。
 
 
また、西洋料理においても、意外とハーブを活用しているシーンが少なく、
どうなることかと思いましたが、写真に残っているものとして、
2種類のハーブがありました。

一つ目がこのグリーンのパウダー。
何のハーブだと思いますか??
「日本の方々にとってはグリーンのパウダーは抹茶ですよね」
と話されていましたが、
今回のこのパウダーは、チャービル(と言ったと思う確か)だそうです。
どなたのデモンストレーションだったかは忘れてしまいましたが(笑)

チャービルのパウダーについてはその後、会社に戻ってから
フレッシュの良い香りと色を極力残したままパウダーにできる
専門の加工業者さんに依頼して挑戦してみました。
・・が、フレッシュでの良い香りがそれ程残らず、
あまり評判も良くなくて残念!でした。
ミントやバジルなども試しましたがイマイチで、
パセリが意外にも一番使えそうな風味、色合いだったと記憶しています。

もう一つは、シブレット。
チャービルやパセリ、ディルの方が洋食につかわれているイメージでしたので、
当時は自社でも栽培、出荷はしていましたが、
シブレットは個人的には意外でした。
グリーンの線を料理上に描けることや、刻んだ時の細かさ、色や味が良く、
利用しやすいとは後に伺いました。
このくらいの時期から、シブレットの販売量も少しずつ増えてきたような気がします。

 
そして、サミットの会場内の通路を移動している際、
偶然にもロブション氏にばったりお会いしました。
何故かお一人でいらっしゃったので、小走りでご挨拶しに行き、
お写真をお願いしました!
最初は同行していた弟が一緒に撮ってもらい、次は自分も・・・
と思ったのも束の間、一気に人だかりができてしまい、
警備の方に「離れてくださいねー」と言われてしまいました・・・。残念!

実はこれまでも、度々恵比寿のロブション店さんにはハーブを利用していただいていました。
それも何とかお伝えしようとこの時に試みましたが、ご本人には伝わらず、「?」状態でした。
恵比寿の2階の三ツ星店は私のような一般庶民には敷居が高いですが、1階の方は何度か
お邪魔させていただきました。
どれも芸術的で美味しく、サービスも一流でした。

 
 
 
このような大きなイベントは最近は聞きませんが、
華やかな料理の世界の舞台裏を伺い知ることが出来る機会は
とても貴重であるし、興味深いです。
ネットフリックスの料理、シェフの舞台裏のドキュメンタリー等も面白く、
それを観たいが為に、契約したりもしました。
 
ここまでの規模でなくても、このような機会に出会えるといいですね。
日々のハーブ栽培へのモチベーションが確実に上がります。

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